こんにちは!
元ブラック企業でしょぼしょぼになりながら働いていた【●●】です。
今回は、ブラック企業を「辞めてやる!」と決断した経緯と
辞めるまでの会社とのあれこれをお話ししたいと思います。

辞めたいな〜と思っているけど、勇気が出ないなぁ。
みんなどうやって辞めてるんだろう・・・。

辞めるって伝えた時の会社の反応ってどんな感じなんだろう・・。
この記事で、ちょっとでも辞めたいなーと感じている人の不安が解消できたら幸いです!!
ブラックの代名詞、IT企業で心も体もすり減らす日々
IT企業といえば、なんとなく「ブラック企業なのでは・・?」というイメージがありませんか?
もちろん、そうではない企業もたくさんあると思うのですが、
わたしが勤めていた会社は、例に漏れず、ちゃんと「THE☆ブラック企業」でした。
「どんなところがブラックなの?」かというと、
・【裁量労働制】という名の【月額使い放題】制度
・【ノー残業デー】? 【イエス残業デー】じゃん・・・
・残業しないと終わらない仕事量(人手不足)
・パワハラ上司
という感じでした。
結果として、上記の項目全てが「辞める」と決断した要因になっているので、
一個ずつ説明していきます。
【裁量労働制】という名の【月額使い放題】制度
「裁量労働制」というのは、ざっくり言うと

残業代「20時間分」つけて給料払うから、自分で残業時間調整して働いてね〜
というようなイメージです。
「20時間分」の部分は会社ごとの契約内容によって異なるようですが、
実際に働いた時間ではなく、あらかじめ定められた一定時間を労働時間とみなす制度です。
一定時間内に自分の裁量で仕事をしてね、という働き方から「裁量労働制」というのですね。
この制度のいいところとしては、
例えば残業をせずに毎日定時で帰ったとしても「20時間分」の残業代がもらえるのです。
効率よくサクサクと仕事をこなせられれば、とってもお得でハッピーな制度です。
しかし、わたしが勤めていたような「THE☆ブラック企業」の場合はどうでしょうか。
とても「20時間分」の残業では終わらない仕事量。
残業月40時間は当たり前。
多い方では、毎日9時から日付が変わるまで働いていた方も・・・・
残業時間を数えるのもゾッとします。
このように、とても一定時間の「20時間分」で残業が収まらない人にとっては
「月額使い放題」という会社にとってお得な制度でしかないのです。
就活当時のわたしは、「IT企業でSEとして働きたい!」という気持ちが強く
ちゃんと労働条件まで見ていなかったため「自業自得・・」とも言えるかもしれませんが
当然、過酷な労働時間により身体もへとへとになっていき、
働いた分のお金がもらえていないということも精神的に辛さを感じていました。
【ノー残業デー】? 【イエス残業デー】じゃん・・・
毎週水曜日は「ノー残業デー」というのが設けられていて、
「残業せずに早く帰りましょうね!」という制度がありました。
しかし、みなさんお察しの通り、
ブ ラ ッ ク 企 業 で そ ん な こ と が あ る は ず な い で す よ ね 。
そもそもこの制度、定時は17:30のはずなのに、
「19:00までには絶対帰ろうね」という決まりだったのです。

あれ・・・?残業してない・・・?
と感じた人は正常です。
【ノー残業デー】と言いつつ、1.5時間の残業はOKとなっていて、
定時で帰宅しているのは相当暇そうなおじさん1人くらいでした・・・。
(とても仕事が終わらない人は、普通に19時過ぎても働いていましたが・・・)
わたしも、なんとなく「みんな忙しそうで帰りづらいな・・」という空気感もあり
18:30〜19:00くらいの間で帰宅するようにしてました。
そんなある日のノー残業デーで、
「あ、この会社はおかしい」と感じる出来事に遭遇しました。
この日も「帰りづらいなあ・・」と思いながら結局19時まで仕事して帰ろうとした時、
いつも22時までは普通に会社にいるような先輩社員が、片付けしながらこう言ったのです。

19時に帰れるなんてめっちゃ早いわ〜!
こんな時間に帰るの久しぶり!
・・・・・・・・・え。
19時って遅いですよ・・・・・・・・?
なんならノー残業デーに残業してますよ・・・・・・?
・・・その出来事から、
「この会社の人は19時を早いと感じていて、残業も当たり前だと思ってるんだ・・・」
という事実が、自分の感覚とはかけ離れていてとても怖くなり、
「この会社、おかしい・・・」と感じはじめました。
残業しないと終わらない仕事量(人手不足)
これは至ってシンプルなのですが、
一人当たりの仕事量が多すぎて残業せざるを得ませんでした。
さらに、人手が足りないため新卒や中途の社員をとっていましたが
激務に耐えられず、辞めていく人が後を立ちませんでした。
そもそも、人手が足りずに社員をとってはいましたが
その社員のお世話や教育をする人手すら不足しているという深刻すぎる状態でした。
これでは新人も育たず、訳もわからず仕事を振られて辛くなってしまうのもわかります。
(なんでわたしは4年間耐えられたのだろうか・・・)
結果、人手不足のまま仕事ばかりが増えていき
寝るためだけに家に帰る日もありました。

思い出して書いていたら、すっごいでかいため息が出ました・・・
こうして、身体もしんどく、だんだんと心の余裕も無くなっていき
「このままずっとここで働かないといけないの・・・?」と考えることが増え、
この会社で働く未来が想像できなくなってきました。
パワハラ上司
これは辞める決断の中でも、大きな要因となっています。
パワハラというか分からないのですが、
この上司は、自分が振った仕事に対して
「まだ終わらないの?」と何度も圧をかけてくる人でした。
仕事量的に到底終わりそうにない量であることを伝えても、
何度も何度も、「まだ終わらないの?」と言うのです。
直接言ってくる分にはまだいいのですが、
わたしに聞こえるように、他の上司に向かって
「●●さんまだ終わらないのかな?(笑)」と話していることもありました。
わたしは何も言うこともできず、
「自分はそんなに仕事ができていないだろうか?」
と自分を追い詰めてしまうようになりました。
それ以来、その人が他の上司とこそこそ喋っている場面を見かけると、
「また自分の悪口を言っているんじゃないか」
と感じるようになり、働くことに対してどんどん自信がなくなってきました。
こんな環境で、この先ずっとこの上司と仕事をしていくのは無理だ。
と強く感じ、いよいよ退職について真剣に考えるようになりました。
結婚を機に、退職を決意する
心も身体もよぼよぼになりながら残業の日々を送っていましたが、
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